ポストコンサルについて【2019.01.04】
コンサルティングファーム出身者のことを一般的にポストコンサルと呼びます。欧米ではコンサル出身者に対する評価は非常に高く、コンサル経験のない人の転職と比べるとかなり優遇されている状況にあります。
日本でもコンサルを業務に利用した大手企業の場合は評価が高いものですが中堅以下ですとそもそもコンサルのお世話になったことがなくフィーを支払って人に働いてもらうというビジネスにも慣れないことかrどう評価していいかわからず受け入れにも慣れていない会社が多いこともまた事実です。
■ポストコンサルという看板でも中身はかなり様々
ひとくちにポストコンサルといっても戦略系コンサルから総合ファーム、シンクタンク、人事系に特化したコンサル、IT系コンサルなど異なる領域のコンサルが存在しますからポストコンサルといっても得意領域や知見はかなりことなるものになります。やはり経験のある領域がしっかり活かせる場が次の活躍の場となることが間違いない転職先ということができます。
職位が上になれば同業界での転職が多くなる傾向
コンサルタントも経験年数が増え、職位が高くなると年収もかなり高くなりますからそれを維持するとなると転職先もなかなか製造業の事業会社や流通業には移動しづらくなりどうしても同業者に横滑りするケースが多くなるようです。とくにスキル面の評価は同業者がもっともよくわかっていますから転職がしやすいという面もあるようです。
また米系のハイテク企業などはコンサルティングファーム出身者を高く評価してくれますので、給与水準も維持しながらGAFAと呼ばれるような米系ハイテック企業に移行するというケースも見られます。
■若手ではスタートアップ系や自ら起業するケースも
若手のポストコンサルの場合にはさまざまな能力が活かせるスタートアップ系の経営層に抜擢されて転職を成功させるケースも多くなっています。
またそれまでの知見をもとにご自身がスタートアップで起業するケースもあり、そういう意味では年齢が若いほどバラエティに富んだビジネスに従事していることがわかります。
要はご本人の考え方次第でキャリアパスは縦横無尽
同業者にスライドしてさらに上位のポジションを狙うということを別にしますと、ポストコンサルのキャリアパスはまさに本人の経験と意向とやる気次第のところがあり、30代までであればかなり幅広い職種で次なる仕事を見つけることができることが期待できます。
実際にそうやって活躍している人もいますし、逆にフリーランスの道をとって収入を劇的に増やすというタイプも存在するのです。
ただ、仕事は給与だけではないと考えれば転職先はさらに広がることになりますし、コンサルのような論理的で整理能力が高く、業務を中心になってけん引していく能力を持ち合わせていれば相当広い領域で活躍の場を見つけることができるのです。
ポストコンサルは日本社会における学歴に近いものがあり、一定の品質保証として機能することは間違いありませんが、そこから先は個々人の能力と考え方次第であることも忘れてはなりません。またシニアなポストコンサルは事業会社などで経営層として手腕を振るう場を見つけることも可能になり、それはそれで新たな挑戦のチャンスをつかむことが可能になります。
通常メーカーや流通や広告といった特定の領域に精通している人材はほとんど同じ業界の中で活路を見出すことを求められることになりますが、ポストコンサルはよりフリーハンドに次の仕事を見つけやすい存在ということができるのではないでしょうか。世界的に見てもそうした傾向が非常に強まっていることを感じさせられます。
コンサル案件.COMのプロジェクト案件例
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事例1
■案件概要
・大手保険会社プロジェクトPMOを支援
■求める人材
・コンサルファームでのPMO経験
・要件定義、大規模なシステム構築経験
・保険関係の知識(尚可)
■勤務地:
・東京
■予算
・120万〜150万/月 -
事例2
■案件概要
・外資系事業会社の事業計画作成支援
■求める人材
・戦略系コンサルファームでの経験
・事業計画書作成の経験
・英語ビジネスレベル
■勤務地:
・都内
■予算
・〜130万/月
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事例3
■案件概要
・SAP導入プロジェクト
■求める人材
・SAPシステム導入の基本設計の経験
・クライアントとのコミュニケーション
・英語ビジネスレベル
■勤務地:
・都内、地方(大阪、名古屋など)
■予算
・〜150万/月 -
事例4
■案件概要
・製造業におけるシステム構築の要件定義
■求める人材
・システムの要件定義、基本設計、開発の経験
・テスト計画書・移行計画書の作成経験
・パワポ等のドキュメント作成が得意な方
■勤務地:
・都内
■予算
・〜100万/月