ブロードバンドが普及したことでネットにさえつながれば、かなり便利がクラウドサービスを利用することができるようになりました。
ひと昔前まではとてもフリーランスや個人では使うことのできなかったようなサービスが無料で使えるようになっているのが今のクラウドの特徴で、接続デバイスさえあれば、ネット上にアクセスして自由に使えるのがこうしたクラウドサービスの大きな特徴となっています。
パソコンのようなデバイスにすべてのデータを収容して持ち歩くというのは想像以上にリスクの高いことであり、紛失や盗難のみならずまさかの破損やハードディスクの不具合、外付けHDDの読み取り不能などここ一番という時に使い物にならなくなることも決して少なくないだけに、逆にクラウドサービスを利用することが効率的で安全なものになりつつあるのです。

今回はフリーランスや個人が利用して役立つクラウドサービスについてご紹介していくことにします。

サービス紹介(1)

■オンラインストレージ
オンラインストレージとはオンライン上にハードディスクのようなスペースを借りてファイルなどを保管しておくことができる仕組みです。現在では一定のボリュームまでは無料で提供されるストレージが非常に増えています。

・Dropbox
Dropboxはファイル共有を焦点にしたシンプルサービスのストレージで、個人を中心に圧倒的な支持を得ています。ベーシックプランは無料で最大20GBまで利用が可能になっています。共有ファイルがいつ誰によって閲覧・編集されたかを確認することもできますのでチーム利用にも最適なサービスになっています。

・Google Drive
Google DriveはGoogleが提供するストレージサービスです。こちらも15GBまでは無料で利用可能です。
Gmailの添付ファイルなどもワンクリックで保存できることから利用者は非常に多く世界でも8億人を超える規模のユーザーを抱えていると言われます。まったく違和感なくサービスが利用できるという点ではかなり秀逸です。

・One Drive
One Driveはマイクロソフトが提供するクラウドストレージで以前はSkyDriveという名称で提供されていたサービスです。現在では5GBだけが無料で利用可能でそのボリュームは減少していますが、WordやExcelなどの簡易版も利用できることからなかなか便利なサービスといえます。

■Googleカレンダー
オンライン上で予定やTo Doリストなどを管理し、共有することもできるのがGoogleカレンダーです。手帳に書き込むことなくクラウド上で予定を設定していくことができますので、使い始めると非常に便利なものといえます。

サービス紹介(2)

Evernoteが提供するWeb クリッパーは閲覧中のウエッブページをそのままEvernoteにノートとして保存することができる優れものです。これを利用すればネット上で公開されているPDFなども保存することができ、Gmailならメールを添付ファイル込みの形でスレッドごと保存可能であるため非常に便利です。保存部分はクラウド上に自動的に蓄積されますので必要なときに簡単に取り出して利用が可能となります。

■Jing
Jingはオンライン上で簡単にスクリーンショットを保存し共有することができるソフトです。人とのコミュニケーション上スクリーンショットを簡単に共有することができるのはかなり便利なものとなりますが、それをストレージに保存可能である点がこのソフトの優れたポイントといえます。 ここでご紹介したのはクラウドサービスのほんの一部ですが、今やほとんどのものはクラウド上にて無料で保管が可能であり、作業のBGMになるような音楽も無償でリスニング可能になってきていますから、ネットに接続できる環境さえあればなんでもできる世の中になってきているといえるのです。
しかもお金もほとんどかからないサービスが非常に増えていますので、有効利用することでフリーランスでも驚くほどレベルの高い仕事を簡単に行えるようになっているのです。身の回りのクラウドサービスをぜひ利用してみていただけるとそのメリットを理解することができるのではないでしょうか。