SNSはここ数年で完全に国内での利用が定着し、本格的にビジネスに利用できるようになってきています。当然コンサルタントと言えどもこのSNSビジネスをうまく活用することが自らのビジネスを効率的で効果的なものにするのに役立つことは間違いありません。
足元ではこのSNSの利用は二つの側面が考えれます。

■自らの情報収集ツールとしてのSNS
まずコンサルタント自身が情報収集を行うツールとして活用するSNSです。
最近では多くのIT企業やコンサルティング企業などがSNSを利用してThougt Leadershipを発揮したり新たなテクノロジーの紹介や実際の導入事例などを紹介するのに積極的にSNSを利用しています。
したがって情報収集のためにSNSを利用するというのはもはや基本になってきていると言っても過言ではありません。
とくに外資系企業はグローバルでSNSの利用を積極化していますので、日本国内ではなかなかつかめない情報もツイッターやフェイスブックなどを検索することが多く手に入れることができるようになっているのです。いち早く情報を入手して理解しておくことが非常に重要となるコンサルティングビジネスでも、もはやSNSの利用は必要負荷活なものになりつつあるといえそうです。

市場におけるプレゼンスを確立するために利用するSNS

そしてもう一つSNSが重要な役割を担おうとしているのは、コンサルタント自らが情報発信するためのツールとして利用することができる点です。
コンサルティングビジネスの場合、クライアントとの秘匿契約などがありますから、具体的な事例をそのままディスクローズすることは非常に問題ですが、考え方や導入事例の一部をデフォルメして開示することにより、特定領域における最新の知見をもつことをしっかりマーケットにアピールすることができるという点ではSNSはかなり活用できるものといえます。
ツイッターを利用して自らのブログなどに顧客を誘導することができれば、情報提供ブログ自体があらたなビジネスのオポチュニティを見出す重要なツールになってくれることも十分に期待できます。とくにIoTやAI,RPAといったこれまでに導入実績の内容な領域についてはいかに知見があるかということをSNSを利用して示すだけでも十分にマーケットでのプレゼンスを確立させることができるようになるのです。

これは従来からのコンサルティングのセールス活動を大きく買える重要な武器になることも期待されるというわけです。
ネット上での評判が高まれば自動的にビジネスの問い合わせが来るようになり、営業活動に時間をとられなくて済む時代がやってくることもそう遠い話しではないのではないでしょうか。

市場におけるプレゼンスを確立するために利用するSNS(2)

外資系の大手コンサルティングファームはそうした顧客へのアプローチがビジネスオポチュニティ開発に成果を上げることを認識しはじめており、ツイッターやフェイスブックなどを積極的に活用しはじめています。
フリーランスのコンサルタントも同様にSNSを利用していくことがビジネスを開拓する大きなきっかけになることは容易に予想されます。
だれが読んでいるのかわからない状況下で定常的にネット上にコンテンツを上げていくとか、ブログを書き続けるというのはかなり大変な作業ではありますが、そうしたSNS上での取り組みが成果となって花開く時代が到来しているともいえるのです。
コンサルタントも自らのマーケティングのためにSNSビジネスを効果的に活用することが求められるようになってきているのです。こうしたコミュニケーションプロトコルの活用はダイレクトにクライアントと会話をすること以上に重要な時代になりつつあることを認識しなくてはなりません。