フリーコンサルがコンサル案件を獲得するには、継続的な案件に繋がるコツ
フリーランスのコンサルが、案件を獲得、継続的は案件に繋げるコツを記載します。大きくわけて、以下の3つになります。
・事前準備
・案件獲得のための営業活動
・継続的な案件に繋げる為の活動
■事前準備
まだ、独立せずに、正社員で活動している方向けになりますが、以下のステップで行い、準備するとよいでしょう。
1つ目は、自己分析をしっかり行うことです。自分がコンサルとして、クライアントに対して、何ができるかを整理することが必要になります。コンサルファームで就業している方は、ある程度、把握できているかもしれませんが、SEで就業している方、キャリアチェンジを考えている方は、やることが異なってくるので、ある程度、イメージすることが必要です。コンサルといっても、戦略コンサルタント、業務コンサルタント、ITコンサルタント、PMOコンサルタントなど多岐にわたるので、自分ができることを整理しておく必要があります。1つすぐにできる具体的はアクションとしては、職歴経歴書を整理しておくことです。自分がどういう経験を積んできたか、何ができるのか、どのような資格をもっているのかなど、文章に落として整理しておくとよいでしょう。
2つ目に、フリーコンサルで行う場合、どのような案件があるのか、事前に市場の状況をリサーチしておく必要があります。一番手っ取り早いのは、コンサル案件紹介会社の案件情報をWEB上で参照すること、コンサル案件紹介会社の登録サイトに会員登録することです。市場の需要と供給のバランスを把握してアクションを起こすか、十分に検討する必要があります。
3つ目は、ご自身の価格設定を行うことです。自分が市場でどれくらいの単価で活動できるのか、把握することが必要です。単価が高すぎても継続して案件獲得することはできませんし、単価が安すぎても独立した意味がないと考えます。もし、ご自身の単価がわからない場合は、複数のコンサル案件紹介サイトに登録して、自分の単価の相場を聞くのもよいでしょうか。目安は、正社員時代の年収の1.5倍を12か月で割ったものが、月額単価になることが多いです。
案件獲得のための営業活動
案件獲得する方法は、幾つかありますが、ここでは代表的な営業活動を3つ記載致します。
過去の人脈を生かして案件紹介してもらう
人脈があり、可能であれば、この方法が一番良いのかもしれません。コンサルタントに限らず、この方法で案件獲得している方は多いと思われます。注意したいのは、過去に勤務していた会社のクライアントと契約を締結する場合、勤務していた会社との契約違反に十分に注意する必要があります。 コンサルタントで仕事を依頼する際は、全く知らない方ではなく、どこかで実績のある方を紹介したいとクライアントも考えるものです。過去に実績のある方であれば、クライアントも案件して仕事を依頼することができるでしょう。
フリーコンサルタント向けの案件仲介サービスを利用する
「フリーコンサルタント向けの案件仲介サービス」とは、コンサルタントとして登録することで専属のエージェントが案件を紹介してくれるサービスのことです。
どのような経験があり、どのような分野が得意なのか、どの程度の金額で引き受けるのかといった条件をエージェントに伝えれば、その条件にマッチする案件を営業の方が紹介してくれます。営業活動をエージェントに任せられるので、時間をかけずに案件を獲得できるのが利点です。ただ、エージェントによって、紹介できる案件も様々ですので、幾つかのエージェントに登録することが重要になってきます。また、大手のエージェントだと手数料を多く設定している会社もいるようなので、幾つか登録して、ご自身でよいエージェントを選んでいくことが重要になってくるでしょう。
■フリーコンサルタント向けの案件仲介サービスのエージェントを選ぶポイントは?
1つ目のポイントは、案件を豊富に持っているかになります。案件が豊富なほど、ご自身にマッチする案件が見つけやすくなります。
2つ目は、商流が深すぎないかをチェックする必要があります。少なくとも商流の上位会社に他の案件仲介サービスのエージェントが入っている場合、そのエージェントは避けたほうがよいでしょう。
3つ目は、なかなか案件を紹介してくれない、又は、連絡の少ない紹介会社になります。恐らくその会社は、紹介
おすすめのやり方は、初めに案件仲介サービスのエージェントに7~8社程度、登録してみて、それから末永く付き合っていけるエージェントを2社~3社程度に絞るのがよいでしょう。
ご自身で企業に直接営業する、SNSなどで情報発信する
効率のよいやり方とは言えませんが、経歴、スキルに自信のある方は、企業に直接営業を行うのも、1つのやり方でしょう。突然、企業の問い合わせのwebページから連絡を行っても難しいかと思われますので、SNS、ホームページなどを利用してご自身の経歴をアピールの上、それを参照した企業の担当者から問い合わせがくるような仕組みがあるとよいかと思われます。
継続的な案件に繋げる為の活動
フリーコンサルタントが継続的な案件に繋げるための活動には、以下のような戦略が考えられます。
参画した案件で実績を残す
コンサルの業界は、広範囲のようで以外と狭いものです。参画した案件でクライアントの期待以上の実績を残すことが、次回の案件獲得に大きく役立ちます。 参画した案件で実績を残すことによって、次の案件を紹介してもらったり、偶然、前の現場に知り合いなどがいて、案件を獲得しやすくなったりすることが多くあります。どの現場に行っても、責任をもって実績を残すことが重要になってきます。
案件の獲得しやすい職歴経歴書にアップデートする
職種にもよりますが、継続的に案件を獲得できる方は、職歴経歴書を見ればある程度、わかることがあります。長期的な案件に入っている方、案件と案件の切れ目の期間が短い方は、どこの現場にいっても評価され、次の案件をクライアントやエージェントに紹介されます。そのように職歴経歴書をアップデートしていくことも継続的な案件に繋げる活動となります。
案件紹介エージェントと蜜に連絡をとる
プロジェクトが終了する1ヶ月前には、次の案件を探す準備を開始する必要があります。
懇意にするエージェントを何社か作っておいて、現行のプロジェクトが終了することが決まったらすぐにアクションに移れるように準備しておくとよいでしょう。
スキルアップ、専門性の強化
業界のトレンドや新しい技術について学び続け、自身の専門性を高めることも重要な事と考えます。また、専門性の強化のために、資格を取得するのも良いと思われます。
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